中国から伝わり日本でも奈良時代に行われていたという亀卜占いとはどんな占術なのか知っていますか?
中国では殷の時代に行われ、筮竹の占術が人気になるまで、祭りの場所や日時、軍事などについても決めていたと言われていますよ。
亀卜占いは名前の通り亀の甲羅を使う占いであり、乾燥させた亀の甲羅を焼き、割れて出た裂け目の入り方から吉凶を占うのです。
国家規模の大きな運勢だけでなく、個人の運勢についても占える占術です。
日本では、朝廷で陰陽師が神意を伺う格式高い占いとして行われ、口伝で伝えられる秘伝の占術のため、現代でも謎が多い占術なのです。
21世紀でも宮中行事として行われていて、米や粟など新穀を収穫する方角を決めるために用いられているのです。